冬の金剛山へ千早本道で登る。人生初の雪山登山

金剛山

山登りにはまるきっかけになった大好きな金剛山の登頂記録です。

目的地は大阪府最高峰の金剛山。標高1125mで頂上には雪が積もってます。美しい雪景色を見てみたいと思い頑張りました。

登山は数年前に少ししてましたが雪の時期に登るのは初めて。アイゼンをつけるのも初めてでドキドキしながら行ってまいりました。

冬の登山。持ち物と服装

持ち物

雪道を歩くので6本爪アイゼンを買いました。

トレッキングポールがあると上半身が安定して歩きやすいです。

服装

温度調節がしやすいよう重ね着が基本です。下から

  • 薄手の長袖シャツ(ポリエステル素材の登山用)
  • フリース
  • ダウンジャケット(ユニクロ)
を重ねました。下半身はタイツの上にあったかズボン。足元はスノーブーツ。念の為にレインウエアをリュックの中に入れておきましたが使いませんでした。

金剛山登山口から出発!上り道はしんどいけど楽しみもあり

初めての雪山登山なので金剛山登山口から王道の千早本道を通るルートで頂上を目指します。登山口までは河内長野駅からバスに乗って約30分。バスの中は当然ですが登山ウェアの方々がいっぱい。果たして頂上まで無事歩くことができるのかバスの中ではドキドキしてました。

バス停を降りて少し道を引き返し、こちらの看板から右側に進むと登山道に入ります。
金剛山登山口

千早本道はほぼ階段なのですが、傾斜がとてもきついです。トレッキングポールに頼りながらゆっくりと歩きます。景色はキレイだけど正直しんどい…なんでこんなことしてるんだろうという気持ちも湧いてきます。

約50分歩いて五合目に到着。休憩スペースがあります。
金剛山五合目

登っていくと少しずつ残雪が見えてきます。7合目あたりから登っている道にも雪が固まっていることに気づきます。

歩きはじめから1時間10分。7.5合目まで来るとかなりの雪になってきたのでアイゼンを着けます。
人生初のアイゼンです。この歳になっても「人生初」があるのは嬉しい!
6本爪アイゼン
アイゼンをつけて約20分歩くと「頂上まであと一歩」という看板が見えてほっとします。

金剛山頂上は売店もあり楽しみがいっぱい

約1時間半で頂上に着きました。なんとか登りきりました。うれしい!
雪だるまも可愛いです。
金剛山

山頂広場からの眺めです。少しかすんでますが正面にPLの塔が見えてます。

山頂にはトイレや売店もあり、少し歩くと転法輪寺があります。

ちはや園地方面へ進んでいくと分岐があり、岩屋文殊へ。

「ご利益は入学や進学、勝利への道など凡ゆる智慧を授けられます」とありますので拝んでおきました。

来た道を引き返して再び山頂へ。売店の中でおでんを食べました。

千早本道で金剛山を下る。上りよりもスリリング

山頂の景色をじゅうぶん楽しんだので来た道を通って下山します。

今回、一番スリリングな思いをしたのが山頂から下り始める階段!
写真では伝わりにくいのですが、かなり急な階段で雪も積もってるので怖いのです。すべらないようおそるおそる進みました。

怖かったけどクリアしたあとはなんだか笑えてきて。今年一番笑ったかも。しんどい・怖いと楽しいは紙一重なんだなと思いました。ぬくぬくと家にいる楽しみよりも、しんどい・怖い経験をして得られる楽しみのほうがずっと大きい。この楽しさを求めて山に登ったんだな、私。

7.5合目あたりでアイゼンを外したらあとは急勾配の階段を降りるだけ。1時間10分ほどで登山口に戻りました。

下山後のお楽しみ。金剛山登山口バス停近くのカフェで休憩

河内長野駅行きのバスは一時間に一本(土日はもう少し本数があります)

時間があったのでバス停近くのカフェで休憩。
コーヒーとパウンドケーキ、とても美味しかったです。

お店の中の猫にもいやされました。可愛いかった♪

まとめ

この山・ルートの評価
登山口へのアプローチ
(5.0)
歩きやすさ・危険さ
(4.0)
頂上までの景色
(3.0)
頂上の景色
(4.5)
頂上の楽しみ
(5.0)
下山後の楽しみ
(3.0)
総合評価
(4.5)
初めての雪山登山、上りも下りも勾配がきつくてしんどかったけどその分達成感もあり楽しい山でした。
雪がなければ歩きやすさは5点満点をつけるのですが雪があるとすべりやすいので1点減点しました。
頂上の楽しみも多く、金剛山登山口に降りてくれば下山後にカフェもあるし(営業日、内容は事前にチェックしてください)最寄り駅の河内長野駅前にはミスタードーナツなどのお店もあり関西在住の方なら気軽に行ける山です。