初めての金剛山は楽しかったのですが、残念だったのは霧氷を見られなかったこと。
冬の金剛山へ千早本道で登る。人生初の雪山登山
また金剛山に登るルートは千早本道以外に色々あるようで。なかでも心を惹かれた氷瀑(凍結した滝)を見ることができるツツジオ谷ルートに挑戦し、美しい氷瀑と霧氷を見てきました。
目次
登山の準備と服装~前回の反省点をふまえて
服装
服装は前回とほぼ同じですが、前回の反省点をふまえて
- ニット帽をかぶって登ると汗をかいてびしょ濡れになるので上り用に通気性の良い登山帽を持っていく。
- マスクも汗でべちゃっとなるので替えを数枚用意する。登山中は息苦しいので布マスクを使用。
- 前回より寒そうなので、Tシャツ、フリース、ダウンの上にレインコート兼用の上着を羽織る。
山頂付近の温度はマイナス6℃と極寒でした。綿のマスクは汗で湿り、山頂では凍ってパリパリになってしまいました。こちらのスポーツタイプのマスクは乾きが早くて快適でした。これ以降の登山でずっと愛用しています。
持ち物
- アイゼンは必須
- トレッキングポール、今回は下山時しか使いませんでした
- お弁当。温かいものが食べたくてスープジャーも持っていきました。
金剛山ハイキングきっぷ
南海電車の乗車駅から河内長野までの往復乗車券と河内長野~金剛登山口または金剛山ロープウェイまでの往復バス乗車券がセットになったお得な切符を買いました。バラバラに買うより安いです。詳しくはこちらをご覧ください。
参考 金剛山ハイキングきっぷ南海電車金剛登山口からツツジオ谷ルートで頂上を目指す
登山スタート:7時53分
河内長野駅からバスに乗り金剛登山口へ。
千早本道への入り口をやり過ごして平坦な林道を少し歩き、こちらの分岐から山に入ります。うっすらと雪が積もってます。
千早本道とは違ってワイルドな景色です。道は狭いけど危なくはないです。
おにぎり岩を発見:8時37分
上りはじめから約50分。おにぎりの形をした岩が見えました。ここでアイゼンをつけます。
一の滝到着:8時51分
余裕がなくて滝の近くには行ってません。滝の横を少し登ったところから撮りました。
滝の下の部分、つららが凍ってます。
一の滝を過ぎたあたりがこのルートで一番スリリングな場所。ロープを使って岩を登るところがあったり油断できません。足だけでなく手もつかってclimb!
念願の氷瀑!二の滝到着:9時6分
一の滝を過ぎて少し歩くと見事な氷瀑が見えてきました。ここはコースを外れて滝の近くまで行きましょう。
アップで撮ると大迫力!
他の登山者さんに撮ってもらいました。滝の大きさがわかるでしょうか。
上着もダウンも脱いでます。気温は低いけど動いているので暑いのです
雪が見えてきた!沢沿いに登っていく:9時50分
沢沿いにどんどん登っていくと雪が深くなってきました。このあたりは傾斜もきつくなく楽しく歩けます。
上を見上げると、もしかして霧氷…?
葉っぱについた霜も可愛い♪
頂上付近に到着:10時12分
ようやく平らなところに着きました。ほぼゴール!雪も霧氷も見えます。
山頂広場に到着:10時23分
霧氷がついた金剛ざくら、とてもキレイです。
前回よりオブジェが増えてる。トトロも元気でした。
登山回数カードをゲットしてお昼休憩
金剛山には登山回数を記録するシステムがあります。初回は登山回数カードを600円で購入し、次回以降はこのカードにスタンプを押してもらいます。これからも来る気満々なので買いました。前回買っておけば2回めになったのにな。
カードを買った売店の近くにある温度計。山頂付近の温度はマイナス6℃でした。
少し早いけどお昼ごはんにします。お弁当を作って持ってきましたがこれは失敗。食べている途中で冷たくなっていくのです。
ポットのお湯を注いでカップラーメンを食べている人が多かったのですが、山頂の食事の正解かも。もっと慣れてきたら携帯のガスコンロでお湯を沸かしたりしたいな。
食事をしながらも霧氷にうっとり
鳥さん発見。絵になりますね。
大阪方面の眺め。前回より遠くまで見えました。
山頂付近を散策
売店の横から入る道を少し進むと鳥の餌場がありました。うまく行けば手に鳥さんが乗ってくれるようです。
雪と霧氷で風情が増した転法輪寺
葛木神社
雪と霧氷にテンションが上って長居してしまいました。
ちはや園地、伏見峠、念仏坂を通って下山
湧出岳:13時
葛木神社、一の鳥居からすぐ近くにある湧出岳に寄り道しましたがアンテナがあるだけで眺望はありません。
元の道に戻ってしばらく歩くと眺望の良いところがありました。見えているのは奈良方面かな。
ちはや園地展望台:13時23分
少し歩くと展望台が見えてきました。この階段を上るの、ちょっと怖かった…
展望台の上から見た山頂方面、美しい~!湧出岳のアンテナも見えてます。
山頂とは反対、南側の山々。
展望台を下りて少し行くとちはや園地。子どもたちが楽しそうに遊んでました。
伏見峠:13時47分
伏見峠から念仏坂を通って下ります。ここからは急な坂道。アイゼンを履いていても滑りそうで怖かったです。
かなり下におりてもう雪もないし大丈夫だろうとアイゼンを外した直後、道の一部が凍っているところに気づかずすってんころりん(涙)。尻もちをついただけでしたがApple Watchが発動してしまいました。ゴールに着くまで油断禁物です。
金剛山ロープウェイバス停到着:14時38分
湧出岳を出発してから1時間23分でゴール。こちらのコースは傾斜もゆるやかで歩きやすかったです。
まとめ
千早本道とは違ってロープを使って岩を登る箇所もあったので歩きやすさ・危険さの点数は減らしました。その代わり頂上までの景色はプラス。金剛山ロープウェイバス停前にはなにもないのでこちらも少し減点です。
マイナールートになるので人が多い休日に登ることをおすすめします。