2022年7月、富山県立山の室堂平にあるみくりが池温泉に泊まって立山のすばらしい景色と山歩きを楽しんできました。
みくりが池温泉は標高2410mにある日本一高所の天然温泉。相部屋でお部屋は豪華とは言えませんが温泉は素晴らしいしお食事も山の中とは思えない豪華さでお気に入りの宿になったので詳しくレポートします。
目次
室堂平の宿泊に「みくりが池温泉」を選んだ理由
立山の室堂平で有名なのは「ホテル立山」
駅直結で便利だしお部屋も豪華なのですが、公式サイトからの予約では一人泊を受け付けてないようで…
（注：その後ホテルで直接聞いたところ、混みあってない時期なら一人泊OK。電話で問い合わせてくださいとのことでした）
それに、ホテル立山は結構良いお値段がします。今回の旅の目的は山登り。宿ではご飯を食べられて寝られれば良いと割り切ってみくりが池温泉の相部屋プランにしました。朝食、夕食つきで一泊10,850円プラス入湯税150円でした。
室堂の駅から徒歩で10～15分。景色を見ながら歩いているとあっという間です。
到着時はあいにく土砂降りの雨だったのですが霧の合間に美しいみくりが池が見えました。
「みくりが池温泉」の施設
みくりが池のほとりを登っていくと到着。宿泊だけでなく喫茶、軽食もできるし日帰り入浴もできます。
入り口で靴を脱いでスリッパにはきかえます。登山靴を脱いで過ごせるのでリラックスできますね。
正面の受付でチェックインし、夕食の時間を選択します。夕食は17時30分からと19時からの2部制。朝食は6時から8時の間で自由に来てくださいとのことでした。
とりあえずお部屋に行って落ち着きましょう。
相部屋はカーテンで仕切られててプライバシーは保たれる
私が通されたのは2段ベッドのある相部屋でした。カーテンで仕切られているので締めればプライバシーは保たれます（音は聞こえてしまいますが）。それぞれの仕切りの中に電灯、電源があってスマホの充電もできるし寝るだけならこれでじゅうぶんです。各部屋にお布団と枕、シーツが置いてありました。
今回、2泊したのですが1泊めは2階の端、2泊めは1階の端でした。2階の端は隙間からものを落としそうだったり梯子を上るのが怖かったりしたので1階のほうが過ごしやすいです。どの部屋になるかは運しだいでしょうね。
温泉は源泉かけ流し。景色も見えて最高！
温泉は内湯。硫黄の香りが強く少し濁った酸性温泉です。浴槽は2つに分かれていて一つはかなり高温のお湯でした。洗い場にはシャンプーとボディーシャンプーもありました。タオルや歯ブラシなどのアメニティはついてませんがフロントで購入可能です。
洗い場が6つほどとそれほど広くはないですが、夕食前の混雑時を避ければひとりでゆっくり過ごせたし、窓から山の景色も見えるし最高でした。
お風呂の手前に洗面所。ドライヤーもあってゆっくり髪を乾かせます。
そしてうれしいのが右端にある給水機。おいしいお水飲み放題です。お風呂の後は喉が渇いてるのでごくごく何杯も飲みました。
お食事処と温泉のある1階からお部屋のある2階へ行く階段の途中には本棚が。登山関連の雑誌や本がたくさんあるのがうれしい！
みくりが池温泉の食事
夕食その1
お風呂の後はお楽しみの夕食です。1泊めの食事はこんな感じ。山の中とは思えない豪華さです。
メニュー表によると
- 赤魚のホイル焼き
- 合鴨ロースサラダ
- 揚げ南瓜まんじゅう
- お刺身（イサキとホタテあぶり）
- 枝豆豆腐
- 太刀魚の南蛮漬け
飲み物は入り口で券を買うシステム。この日はクラフトビールをいただきました。
そのほか単品メニューを追加することもできます。
夕食その2
連泊ではなく1日空けての宿泊だったのですが、ほかの方とは違うメニューを出していただきました。気遣いがうれしいです。
この日はビールではなく日本酒を合わせました。立山に乾杯！
朝食
以前はバイキング形式だったようですが、今はお盆にセットされててご飯とお味噌汁だけ自分でよそうシステム。私はバイキングよりこちらのほうが好きです。
喫茶・軽食
私は今回宿への到着が遅くて利用できなかったのですが、8:30～16:30まで喫茶みくりで珈琲、ソフトクリーム、ケーキなどをいただけるそうです。次回は是非！
まとめ
お部屋は相部屋で狭く同じ部屋の方の音も少し気になったりしましたが、カーテンでプライバシーも保たれるし温泉も食事も最高だったしで良い宿でした。
あいにく天気が悪くて星空は楽しめなかったのですが、かろうじて雨が上がっていた早朝、朝ごはんの前に周りを散歩したりして山の中にいるという雰囲気をじゅうぶん楽しめました。
また違う季節に訪れたい宿です。
